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バーチャルオフィス利用者必見! 先輩起業家へインタビュー 中国で起業された熨斗麻起子さん

熨斗麻起子さん

中国で起業したきっかけは?

起業っていうと創業者のイメージですが、実は私は一から自分で起業したわけではないんですよ。中国で現地採用してもらった会社の社長と一緒にその会社から独立したんです。38人で独立しましたね。最初から、それなりの大所帯でしたので、人件費がかかって大変でしたよ。その社長がすぐに引退されたので、そのまま私が社長になったってことですね。

なぜ中国で起業したのですか?

インタビュー風景

ん〜、なんでかな?これも何かの縁ですね。そもそも、高校時代に予備校に通っていて、その時に夏期講座だけアルバイトで来ていた先生がいるんです。いつもはハワイに住んでいるんですけど、夏だけは日本で働いているという人だったんです。もちろん日本人ですよ。その時に、”こんな人生もあるんだ”って思ったのが、海外に興味を持った最初ですかね。それで、海外に行くために日本語教師になったんです。そしたら、たまたま中国の大学から依頼がきて。それで、はい、行きますって。(笑)特に中国に興味があったわけでもなかったんですが、オファーがあったのでって感じですかね。湖南省だったんですが、そこで2年半、日本語教師をしてました。中国は、そこからですね。中国での任期が終わったときに、一度日本に帰って、企業に入り社会経験を積もうと思ったんです。それで、日本に帰る前に、香港に立ち寄ったんです。それがたまたま中国返還の年でしたね。すごく刺激を受けました。今まで湖南省の田舎にいましたので発展した香港を見て”これが中国になるのか!?”って。街には日本人も多くいて、”あれ!?日本に帰らなくても、ここでも働けるんじゃないか?”って思ったんです。そしたら、すぐ行動。教師以外に社会経験のない私は、香港では雇ってくれる会社はなく、中国の会社をいくつか紹介してもらいました。中国(シンセン)のプレスの製造業に就職したのですが、そこで後に一緒に独立する社長と出会いました。結局、5年間この会社に勤めましたが本当にきつかったですね。全くわからない工場仕事したし、何でもやらされました。しかし結果、それが今は役立っていると思います。

なぜ水の販売に注目したのですか?

やっぱり工場だと、どうしても下請けになってしまいます。そうすると色々と制約がでてくるんですよね。自分たちのブランドを作って、自分たちで売りたかった。そこで新規事業を色々やりました。その中で事業として水が残ったって感じですかね。中国の景気は上向きで、ほっておいても必ず成長する。そんな中で自分たちでも安心して飲める水がなかったんですよ。人のいるところには水は絶対に必要ですしね。でも私たちは日本ブランドとして、販売はしなかったんですよ。ボトルにも一切”日本”という表記はしませんでした。それは日本というブランドで売るのではなく、商品力で販売していきたかったからですね。でも口コミで日本人が経営する水会社ということで広がり、日系企業や日本人レストランには多く入れさせていただいております。日本人が経営する水会社は中国広しといえど、当社だけだと思いますよ。やっぱりその安心感はあるのかもしれません。

インタビュー風景

中国で成功する鍵をおしえてください

たとえば私たちの水は、ご注文をいただいた当日にお届けさせていただきます。これは中国では常識です。文房具屋でも、電話一本で、当日配達です。日本ではアスクルさんは明日届くことで差別化を図っていますが、中国は当日が当たり前です。だから当社でも、デリバリー体制の構築、商圏をくまなくお届けできるための、代理店探しがとても重要でした。これは中国独特でしょうね。それと、皆さんが心配される代金回収の問題も確かにあります。日本と中国では文化が違い、常識も違います。その違いをしっかりと認めた上でビジネスに取り組むことが重要でしょうね。海外に出てくるわけですから、スポーツの種目が違うくらい思ったほうがいいですよ。ルールが違うわけですから。そのルールを知らないとゲームには勝てませんよ。もちろん、法規制や営業許可なんかもそうです。色々と情報を聞ける自身のネットワークを作ることは非常に大切だと思いますね。日本でやって成功したからといって、そのまま中国に持ち込んでも成功できませんよ。あとは成功するまで、やり続けることでしょうね。いまや同じ中国である香港人でさえ、中国でのビジネスに失敗します。文化、常識が違いますから。でも、香港人のすごいところは、失敗しても、トライし続けることです。トライし続けるだけの魅力ある市場ということもありますが、やはり、成功するまで続ける事こそが、成功の鍵だと思います。中国では人件費が上がってるんです。この5年間で倍なんてものではありません。それにつれて内需の拡大もすさまじい。月光族って呼ばれているんですが、貯金をせずに消費をしまくる若者も増えています。ものがあったら売れる時代なんです。だから成功するまでやるだけの魅力は十分にありますよ。

最後にこれから起業されようという方にアドバイスをお願いします

日本はいい意味でも悪い意味でも、安心、安全な国ですよね。中国は違います。信用できるもの、頼れるものは自分だけなんです。だから必然的に自分に競争力をつけていくんです。生きていくための力をつけているんです。ここは起業家として見習う点が大きいと思います。それと、日本ではよく、空気を読める人だとかいいますが、こっちでは空気なんか読んでいたらとても生き残っていけません。空気は読むものではなく、吸うものでしょ。その考え方の違いが、大きな違いを生むでしょうね。

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